ロータリーとは
世界に広がる実業人・専門職業人の団体です
ロータリーは人道的奉仕を行い、あらゆる職業において高度の道徳的基準を守ることを奨励し、かつ世界における親善と平和の確立に寄与することを目指した実業人およぼ専門職業人が世界的に結びついた団体です。
日本国内で約92,000人、そして世界では200を越える国と地域で120万人の仲間とともに、より良き職業人として日々研鑚に励む一方、身近な地域の清掃や植樹活動はもちろん、ポリオ撲滅・識字率向上など国際的な奉仕活動に取り組んでいます。
ロータリーの目的
ロータリーの目的は、意義ある事業の基礎として奉仕の理念を推奨し、これを育むことにある。
具体的には、次の各項を推奨することにある。
第一 知り合いをひろめることによって奉仕の機会とすること。
第二 職業上の高い倫理基準を保ち、役立つ仕事はすべて価値あるものと認識し、
社会に奉仕する機会としてロータリアン各自の職業を高潔なものにすること。
第三 ロータリアン一人一人が、個人として、また事業および社会生活において、日々、奉仕の理念を実践すること。
第四 奉仕の理想に結ばれた職業人が、世界的ネットワークを通じて、国際理解、親善、平和を推進すること。
付記:
「ロータリーの目的」の4つの項目は、等しく重要な意味を持ち、また同時に行動を起こさなければならないものであるということで、RI理事会の意見が一致している。
私たちロータリークラブのメンバーは、上記の「ロータリーの目的」を受諾し遵守することを条件にして、入会しています。
四つのテスト THE FOUR-WAY TEST
四つのテスト 言行はこれに照らしてから
/ THE FOUR-WAY TEST of the things we think,say or do
真実かどうか / Is it the TRUTH?
みんなに公平か / Is it FAIR to all concerned?
好意と友情を深めるか / Will it build GOODWILL and BETTER FRIENDSHIPS?
みんなのためになるかどうか / Will it be BEBEFICIAL to all concerned?
職業人として、ロータリアンの心がけを簡潔にわかりやすくまとめたものが、「四つのテスト」です。
もともとは、経営の危機に瀕していた会社の社長に就任したハーバート・テーラー(1954年国際ロータリー会長)が、正しい営業活動の指針として掲げたものです。
ロータリーの歴史 ~ロータリーの誕生とその背景~
20世紀初頭のアメリカ合衆国シカゴの街は、著しい社会経済の発展のかげて、職業道徳の欠如が目に付くようになっていました。ちょうどその頃、シカゴで事務所をかまえていた青年弁護士ポール・ハリスは、この風潮に堪えかね、友人3人と語らい、お互いに信頼できる公正な取引をし、仕事上の付き合いがそのまま親友関係にまで発展するような仲間を増やしたい、という主旨で「ロータリークラブ」という会合を考えました。「ロータリー」とは集会を各自の事務所持ち回りで順番に開くことから名付けられたものです。
こうして、1905年2月23日に、「シカゴ・ロータリークラブ」が誕生しました。
その後、志を同じくするクラブが、全米そして世界各地に誕生し、一世紀を経た今日では世界200を越える国と地域に広がり、クラブ数3万超、会員数120万人以上(2009年)に達しています。
そして、これら世界中のロータリークラブの連合体が「国際ロータリー」(「RI」と略します)です。
日本のロータリー
日本最初のロータリークラブは、1920(大正9)年10月20日に創立された「東京ロータリークラブ」で、翌1921年4月1日に世界で855番目のクラブとして、国際ロータリーへの加盟が承認されました。
創立にあたっては、その準備に尽力した米山梅吉・福島喜三次や、RI初代事務総長チェスリー・ペリーの功績を忘れることができません。
第二次世界大戦の前後、国際ロータリーから脱退してしまいますが、1949年に再加盟することができました。
【出典・参考資料】
この【ロータリーとは】の項に関しては、下記の文献やWebサイトを参考にしています。
■「わかりやすいロータリー」 国際ロータリー第2650地区 「マニュアル編集委員会」編
■国際ロータリーWebサイト(日本語版) http://www.rotary.org/ja/Pages/ridefault.aspx
■ロータリージャパン(「ロータリーの友」編集部) http://www.rotary.or.jp/index.html